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ただのお祭りではない。「地域の人々がつながる」コミュニティーマーケット、第19回鎌人いち場は10/14(日)開催!

2009年から毎年春と秋に開かれている「鎌人(かまんど)いち場」。毎回、地元の人たちを中心に約15,000人が集まる大型イベントです。
 
※10/14(日) 7時追記:鎌人いち場公式Facebookページでも発表がありました通り、本日2018年10月14日に開催する第19回鎌人いち場は中止となりました。
 
鎌人いち場チラシ_表
 
鎌人いち場_チラシ裏
 
今回も10/14(日)に由比ヶ浜の鎌倉海浜公園で開催!
 
鎌倉海浜公園
 
鎌人いち場には大きく分けて、鎌倉でごみ減量対策やまちづくりを行っている人たちの情報発信の場である”知る場”やワークショップ・ライブパフォーマンスがある「交わる場」、鎌倉のおいしいお店が大集合する「食べる場」、鎌倉市内のサロンが参加したりフリーマーケットやアート・クラフトを販売する「売る場」の3つの場があり、出店数は200を超える
 
鎌人いち場実行委員会・委員長で長谷の海沿いにあるカフェ「麻心(まごころ)」のオーナーでもある森下真司さんはこう言う。
 
ただ盛り上がって、楽しかったねっていうお祭りにはしたくないんです。参加した皆さんが繋がれる場にしたかった。だから”コミュニティーマーケット”という形にしたんです
 
今回はそんな鎌人いち場実行委員会・委員長の森下真司さんにコミュニティーマーケットとは、そして鎌人いち場の見どころをお伺いしてきました。
 
森下真司さん
 
ただの市場でもお祭りでもない、「コミュニティーマーケット」とは
 
鎌倉新聞
森下さん!恥ずかしながら鎌人いち場に行ったことないんですが、どんなイベントなんですか??
 
森下さん
一言で言うと、「コミュニティマーケット」いう、地域に人たちがつながっていくマーケットなんです。
 
マーケットって日本語でいうと「市場」だから物を売ったり買ったりする場所なんだけど、ただ物を売ったり買ったりするだけではない「繋がれる場所」をコンセプトにしています。
 
そのコミュニティーマーケットの発想はどこから来たかというと、
 
もともとこの建物(鎌倉NPOセンター。正式名称:鎌倉市市民活動センター)が1999年にできたんですけど、日本で初めて市(行政)がお金を出し、市民が運営するっていう公設施設なんです。だから建物自体が市役所の一部にある。
 
もともと鎌倉って1958年に平和都市宣言を出したり、市民活動がすごく盛んな街。
 
1990年台に緑の基本計画を出したり市民活動されていた方達が中心に、市と交渉して公設施設が誕生しました。
 
その後、鎌倉NPOセンター設立から10年経った2009年当時、僕はその当時鎌倉NPOセンターに登録団体として関わっていただけだった。
 
僕はその当時何をやっていたかというと、鎌倉でイベントをやっていたんですね。国際交流のイベントを商店街の人達と一緒に開催したり。
 
そんな僕に鎌倉NPOセンターの人達に声をかけてもらったんです。
 
なんで声をかけてもらったかというと、だんだん市民活動の力が鎌倉NPOセンターに登録している人たちの年齢ともに収束していった。
 
なぜなら若い人たちに受け継がれていなかったりして広がりが無くなっていったから。
 
もうちょっと鎌倉に貢献している活動とか、街づくりのこととか、広げていきたいんですと言ってもらった。
 
そこでみんなで何をやろうかって考えたときに、最終的にこの市場っていうところにたどり着きました。
 
いわゆる市場をやりたいのではなくて、目的は鎌倉で活動している人たちの情報をもっとみんなに共有したかった。
 
そして街で活動している人たちはいっぱいいるけど、それぞれが個々で活動しているので点になっていて繋がっていなかったに気づいたんです
 
もっと繋がってもいいよね、ネットワークを創る場所が必要だよね、というところからコミュニティマーケットという発想がでてきた。
 
鎌倉新聞
そういう経緯があって、鎌倉NPOセンターの10周年記念事業として始まったんですね。
 
そもそもコミュニティーマーケットってあまり聞かない単語ですよね??海外ではあるんですか??
 
森下さん
昔南米に行っていた時期があって、その時コミュニティーマーケットの存在に気づいたんです。
 
南米は街の中心地に教会があって、毎週末そこで市場が開かれていた。
 
そうするとそこに、村中の人とか近隣の人が集まってきて「元気〜?」って顔合わせて交流してる。
 
例えば「どこどこの赤ちゃん生まれたよ」とか、「どこどこの誰が死んじゃったよ」とか。
 
そうやって毎週末に近隣の人達が市場で交流しているのを見てきて、市場ってものを買うだけじゃなくて、近隣の人達の情報交換の場になってるんだ、と気づいた。
 
そういう場所ができたらいいよね、ということをベースに鎌人いち場を始めたんです。
 
鎌倉新聞
確かに鎌倉でもあまりないですよね。
 
人がたくさん集まるお祭りなんかはありますけど、こんなに人が集まるコミュニティーマーケットはないな、と。
 

鎌人いち場2

昨年の様子※提供:鎌人いち場実行委員会


 
鎌人いち場1

昨年の様子※提供:鎌人いち場実行委員会


 
第19回鎌人いち場の見どころ
 
鎌倉新聞
森下さん、今回で19回目の鎌人いち場になるわけですが、見どころを教えてもらっていいですか?
 
森下さん
知る場ですね。実は知る場がメインなんです。
 
知る場を通して、鎌倉で色々な活動をしている人たちを知ってもらって、それを見た人たちと繋がっていけたらいいねと。
 
知る場では20〜30くらいの団体が自分たちが活動していることを報告しています。
 
鎌倉新聞
例えば、どんな団体の方々が出展されてるんですか?
 
森下さん
例えば、鎌倉市役所。
 
鎌倉市役所のごみ減量対策課の人たちや、プラスチックの公害などを提起してプラスチックは使わないようにしようという活動をしているNPO法人プラスチックフリージャパン、それから北鎌倉湧水ネットワークといって、北鎌倉のまちづくりを考える人たちとか。
 
知る場でこの人たちを応援したいんです。
 
例えば、知る場で出展した団体が仲間を募集したり、署名を集めたりしてそこで賛同をもらうなどして1人でも2人でも多く繋がってもらえたらと思っています。
 
普段、市民活動って興味ある人しか来なくて無関心な人たちと全く繋がらない。
 
そこを例えばブースの前を通った人たちと繋がったら最高だなと。
 
鎌倉新聞
そうですよね、お祭り的な要素が必要ですよね。
 
森下さん
そう、ただ知る場だけでイベントをやってもさすがに来てくれないので、美味しい食べ物やワークショップとかを用意している。
 
しかも出店する飲食店も鎌倉市内で店舗を持ってる人、と限定しているんです。
 
鎌倉新聞
あーいいですね。自分が前に行った祭りは鎌倉関係ないじゃん、っていうお店がいっぱい出店されていたので。
 
森下さん
そう。そして「食べる場」でもお店を出して、そこで食べたお客さんが「今度食べに行くね」という感じで繋がったりとか。
 
なので出店者説明会ではただ食べ物・飲み物を提供するだけではなく、積極的に周りのお店やお客さんともコミュニケーションを取ってね、と言っています
 
そういうふうにコミュニティーマーケットって売り買いだけでなく繋がれる場になるんです。
 
あとは「売る場」では採れたての鎌倉野菜を買うことができるファーマーズマーケットがあります。
 
それから「売る場」ではもう1つアート・クラフトというものづくりのコーナーがあって、自分のアクセサリや洋服を作っている人たちが販売する場。
 
そこで作ったものを買うだけじゃなくて、注文もできるし、出店者も意外と家が近かったりする。
 
「どこでやってるんですか?」「由比ヶ浜です」「えー僕も由比ヶ浜ですよ」
 
みたいに繋がったりとか。
 
鎌倉新聞
いいですね〜早くも行きたくなりました(笑)
 
あと鎌人いち場の特徴としては、ごみ箱を置いてないんですよね??
 
森下さん
そうなんです。
 
ごみはもちろん持ち帰ってもらうというのと、イベントの8割くらいのごみって飲食の器なんです。
 
大きいイベントになると45Lのゴミ袋×200とかでるわけ。
 
そこを解消しよと、ごみゼロ運動に取り組み、飲食ブースで使い捨ての容器は一切禁止にしています。
 
鎌倉新聞
基本的には自分たちで持ってきてね、ということですね。
 
自分のマイ箸・マイコップ・マイ皿とか。
 
森下さん
そう!リユース食器も借りることはできますが、食器代がかかってしまうので。
 
そしてもしかしたらマイ箸マイ食器を持ってきてくれたら、大盛りにしてくれるっていう特典もあるかも?とどこかのお店の人が言ってました(笑)
 
鎌人いち場3

昨年の様子※提供:鎌人いち場実行委員会


 
来年の鎌人いち場
 
鎌倉新聞
鎌人いち場の実行委員会の方々ってみんな本業があってやってるんですよね?
 
第一回開催からちょうど10年ですし、年に2回開催されててそのモチベーションてどこから来るのかなと。
 
こんな大きなイベントを年に2回、しかも本業があるなかで開催すると相当準備とか大変だと思うんです。
 
森下さん
やっぱり集客率と楽しさですね。
 
この辺の旧鎌倉で市民まつりが無いんですね。
 
あと個人的には鎌倉海浜公園(由比ヶ浜地区)が好きなんです。
 
でも鎌倉海浜公園ではあまりイベントをやっていなかったから、イベントで活用されて知ってもらって人が集まればいいよねってそんな思いもあって。
 
なので鎌倉海浜公園(由比ヶ浜地区)で始めたんです。
 
鎌倉新聞
今でこそ鎌倉海浜公園(由比ヶ浜地区)で大きなイベントはいくつかありますけど、鎌人いち場が初めてですか??
 
森下さん
まったく初めてじゃないけど、鎌人いち場が鎌倉海浜公園(由比ヶ浜地区)で開催して成功して、そのあと鎌倉ビーチフェスタ鎌倉プチロックフェスティバルとかもやってみようかということで、スタンダートになってきた。
 
鎌倉新聞
今後、鎌人いち場はずっと継続して年に2回開催していく、という方針ですか?
 
森下さん
僕が、というよりもこういうコンセプトのマーケットが続いていくといいな、とは思ってる。ちなみに鎌人いち場には来たことあるんだっけ?
 
鎌倉新聞
いえ、恥ずかしながら行ったことがなく・・・!
 
森下さん
例えば鎌倉新聞を知る場で出せばいいわけ。「鎌倉新聞ってなに?」って来てくれるじゃん。
 
そしたら「webでやってるんです、見てくださいね」って言って、来たお客さんに知ってもらう。
 
まだそんなに鎌倉新聞てみんな知らないじゃん?
 
鎌倉新聞
そうですね、まだ力が及ばずそれほど知られてないですね・・・!
 
森下さん
1万人も来るイベントで、鎌倉新聞を出せばいいわけ。
 
来年出せばいいと思うよ。
 
鎌倉新聞
えっいいんですか!
 
森下さん
そこから読んでくれる人が1人でも2人でも増えたりね。
 
鎌倉新聞
出店申請するのは開催する2ヶ月前くらいですか?
 
森下さん
そう。5月に開催する場合は3月1日〜20日までかな。
 
今回は参加したりインタビューしたりして
 
まず俺の話を聞き、インタビューし、そのまま来年は出店者として参加する、みたいな。
 
そうすると流れが見えてくると思う。
 
鎌倉新聞
ありがとうございます!来年5月の第20回鎌人いち場では出店します!!
 
なんか聞いてて思ったのが、みんなで作っているイベントって感じですね。
 
森下さん
そう!まさにみんなで作り上げているんです。僕たち実行委員会は場所を作っているだけ。あとは参加された皆さんが繋がってもらえればいいなと。
 
鎌倉新聞
今日はコミュニティーマーケットというためになるお話ありがとうございました!そして知る場をはじめとして、ますます鎌人いち場が楽しみになりました!
 
森下真司さん
 
第19回「鎌人いち場」
URL:http://kamandoichiba.com/
日時:2018年10月14日(日)9時~16時
会場:鎌倉海浜公園由比ヶ浜地区
住所:〒248-0014 神奈川県鎌倉市鎌倉市由比ガ浜4-7-1
アクセス:江ノ電・和田塚駅より徒歩5分、JR横須賀線鎌倉駅より徒歩15分
 

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