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腰越の17店舗を一気に楽しめる!第3回『腰越ぶらり呑み歩きの日』は11/17(土)、11/18(日)開催

2016年から毎年11月に開催されている『腰越ぶらり呑み歩きの日』(通称:ぶら呑み)。
 
江ノ電が唯一路面電車になる港町・腰越で行われるこの呑み歩きイベントは、2016年は586人、2017年は651名が参加する大人気イベントです。
 
今回も11/17(土)、11/18(日)に開催!
 
腰越ぶら呑みパンフ表
 
腰越ぶら呑みパンフ裏
 
なんと今年の前売り券はすでに完売!※当日券は十分な数があるとのことなので、安心してお越しください。

【前売チケット完売御礼!】
※当日チケットは別途600枚用意してあります。
 
11月11日18時を持ちまして、第三回ぶら呑み前売りチケットのネット販売が完売となりました!
(ネット申し込みを締め切らせていただきます)
 
誠にありがとうご…

腰越ぶらり呑み歩きさんの投稿 2018年11月11日日曜日

 
腰越ぶらり呑み歩きの日は腰越のお店17店舗が参加し、腰越にふらっと立ち寄りチケットを購入することではしご酒ができるイベント。
 

ぶら飲み昨年の様子1

[提供:腰越ぶらり呑み歩き実行委員会]


 
さらには満福寺ではハンドクラフトのアイテムの販売や腰越にゆかりのあるアーティストがパフォーマンスを行う「腰越マルシェ」も行われます。
 
腰越マルシェ

[提供:腰越ぶらり呑み歩き実行委員会]


 
腰越ぶらり呑み歩き実行委員会・委員長の中丸潤さんはこう言った。
 
「3年前に腎臓の病気で1ヶ月ほど入院していた時に、ずっと自分の周りの人たちのことを考えていたんです。そうすると、腰越という場所に自分の原点があったりとか、好きな人がいっぱい集まってるって思い出した。
 
腰越をフィールドに、この地域のまちおこしであったり盛り上げたり出来ないかな、というのがもともとの発想なんです。」
 
今回はそんな腰越ぶらり呑み歩き実行委員会・委員長の中丸潤さんの生い立ちや、『腰越ぶらり呑み歩きの日』の見どころ・楽しみ方をお伺いしてきました。
 
中丸さん_トップ画
 
中丸さんの原点である腰越のこと
 
鎌倉新聞
中丸さんは腰越生まれ腰越育ちとお伺いしました。
 
中丸さん
そうですね、生まれも育ちも腰越で腰越小学校、腰越中学校。もっと言うと、幼稚園も腰越にある鎌倉幼稚舎幼稚園なんです。
 
鎌倉新聞
生粋の腰越っ子!
 
中丸さん
腰越小学校、腰越中学校ときて、高校は七里ガ浜高校でした。
 
大学は都内の成蹊大学に行って、大学を卒業したあと新卒2年目ぐらいの時に一人暮らしをして始めて、そこで都内で暮らし始めたんですがやっぱり腰越が恋しくなったんです。
 
週に1回ぐらいは帰ってきてましたね(笑)やっぱ腰越が好きだなーって思いました。
 
鎌倉新聞
正直、自分の活動範囲が狭いのもありあまり腰越に降りないのですが、とても落ち着いて良い場所ですね。
 
今、取材しているこの腰越珈琲もものすごく落ち着く場所で、よくある「オシャレリノベ古民家」でないところが好きですね・・・!
 
腰越珈琲
 
中丸さん2
 
中丸さん
そうですね、鎌倉駅周辺とはまた違って、腰越の方は何か昭和のノスタルジックタウンみたいな雰囲気の街並みが展開されているので、そういったところが結構腰越の魅力でもあるかなと僕は思っています。
 
鎌倉新聞
すみません、話が逸れました。大学卒業後はずっと自動車関連の仕事に就いていたんですよね。
 
中丸さん
そうなんです。そんな中、2015年に腎臓の病気で1ヶ月ほど入院してしまったんです。
 
それをきっかけでなんか色々考えることができたというか。
 
仕事も少しできたんですけど、基本的には暇で(笑)
 
しかも入院中に点滴でステロイドをバンバン打ってたので、そうすると目がバーンと冴えてしまうんですね。ステロイドって。
 
なので脳がめちゃめちゃ冴えて、夜中の1時2時でも全然寝られなくて、3時4時ぐらいまでずっと寝られないんですよ。
 
必然的に考える時間が増えましたね。
 
どうしようかなみたいな。それで自分の周りの人間関係を洗い出したんですね。
 
まあ家族・奥さんがいて子供がいて、兄弟がいて、友達がいて。
 
「どんな友達がいたっけね」とか、ずっと頭の中で描いていました。
 
これまでの人生、どこに住んでいたかなどずっと考えていたんです。
 
そしたら腰越という場所に自分の原点があったりとか、好きな人がいっぱい集まってるって思い出した。
 
じゃあこの腰越をフィールドに、この地域のまちおこしを出来ないかなーというのが最初の発想だったんですよ。
 
そして入院中に、マゴベイジャパンという地域団体の理念やビジョン・ミッションを考えて文字化しました。
 
はじめ会社を立ち上げようと思ったんですけど、これで食べていくというよりは本業もあるし、自分のライフワークとしてマゴベイジャパンをやろうかなと決意してパラレルキャリア(編集部注:「副業」ではなく「複業」のこと)を進んでいくことにしました。
 
鎌倉新聞
もうだって肩書何個あるんですかって感じですよね。
 
・自動車部品の会社の従業員
・マゴベイジャパン代表
・「腰越ぶらり呑み歩きの日」実行委員長
・六代目孫兵
・三代目魚兵
etc…
 
中丸さん
昨日も鎌倉FMのラジオのDJやってきました。
 
鎌倉新聞
えっレギュラーですか??
 
中丸さん
はい、月1回で第4金曜日にやっています。
 
あとは先ほどお話した、自分が卒園した腰越にある鎌倉幼稚舎幼稚園の理事も務めているんです。
 
ありがたいことに、信頼できる人からのオファーだったのもあり引受けました。
 
何かあるわけじゃないんですけど、幼稚園のために何かアイデアを出したりとか、告知もしたりとか。
 
あとは当日のイベントを盛り上げたりとかですね。例えば運動会とか、さんま祭りなどの行事に参加したりとか。
 
まあ今の理事の方たちよりも若い世代も少し入ってもらいたいっていう思いがあるみたいで、理事長からお話を頂きました。
 
中丸さん4
 
中丸さんの家系をたどる
 
鎌倉新聞
Facebookも拝見したんですが、6代目孫兵(まごべい)ってなんですか??
 
中丸さんFB
 
中丸さん
ご先祖様の名前で中丸孫兵さんっていう人がいらっしゃって、名前の「孫兵」が屋号だった。
 
網元の漁師さんだったんです。
 
鎌倉新聞
お父さんも網元の漁師さんなんですか??
 
中丸さん
うちの父親は漁師というよりかは魚を売る方、いわゆる魚介類行商の仕事をしていて魚平(うおへい)という屋号で行っているんです。魚平っていうのは、魚を採る「孫兵」に対して魚を売る方の屋号です。
 
鎌倉新聞
腰越で、ですか?
 
中丸さん
はい、腰越でやってます。
 
鎌倉新聞
腰越のどの辺りにあるんですか?
 
中丸さん
お店自体は持ってないんですよ。
 
軽トラックの荷台に保冷庫を積んで、仕入れた魚をお得意さんのところに持って行って、お宅に上がらせてもらってにさばくみたいな。
 
きちんと魚介類行商として許可を得ていて、鎌倉山や七里ヶ浜、鵠沼の方の高級住宅街を練り歩いて売っています。
 
鎌倉新聞
そんな職業があったんですね・・・!
 
普通の家で、魚持ってきてもらってしかもさばいてもらうってなかなか無いですよね。
 
中丸さん
はい。今、この業態はもう新規で許可を出してないと思います。
 
おそらくですが、食品衛生関連は最近厳しくなってきているので、更新するのはまあいいけれども新規の許可は降りないと聞いています。
 
相当なんかもったいないなーと思って。
 
いわゆる棒手振(ぼてふり)って分かりますかね?江戸時代とかにあった、竿に樽を前後に吊るしてそこに魚を持って路地とかに入って売り歩く形態の原型ですね。
 
鎌倉新聞
ちょっと可愛いですが、こんな感じのやつですね(笑)
 
棒手振

[イラスト: photolibrary]


 
中丸さん
そうそう(笑)
 
自分はというと、魚屋を継ごうと思った時もあったんですけど、生の魚を触りたくないというのもあり継ぐのを断念しました・・・
 
鎌倉新聞
魚屋さんにとって致命的ですね(笑)
 
中丸さん3
 
『腰越ぶらり呑み歩きの日』の原点
 
中丸さん
2015年にマゴベイジャパンを立ち上げて、マゴベイジャパンとしては小動神社のお祭りである天王祭を盛り上げようでところからスタートしたんです。
 
その頃にイベントで腰越を盛り上げることができないかなと考えていたときに、藤沢の「ふじさわちょいのみフェスティバル」と同じように、腰越で出来ないかと思った。
 
そこで「ふじさわちょいのみフェスティバル」の運営の方々にもアドバイスを頂きながら、「チケットが3枚つづりになっていて1店につき1ドリンク・1フードを楽しむことが出来る」というシステムを導入したんです。
 
鎌倉新聞
これまで大変だったことってありますか??
 
中丸さん
最初の一回目が、想定の2倍くらいのお客さんが来すぎちゃったんです。
 
当初、350人ぐらいしか来ないだろうと思ってたんですけど、そしたら600人ぐらい来ちゃったんで、お店がパンクしちゃったんですよね。
 
これはやばいと思って、案の定お客さんからも結構ご指摘を頂いたので、2回目はどうしようかみたいな話になった時に、1日のみの開催から2日間の開催に変更しました。
 
鎌倉新聞
そんな歴史があったんですね・・・!
 
今年の見どころはどんなところでしょう??
 
中丸さん
まずはパンフレットですね!
 
腰越ぶら呑みパンフ表
腰越ぶら呑みパンフ裏
 
今年は見開きでタイムテーブルとマップを表示したので、どこに何のお店があって、ここの店が何時から何時までやってるのかが一目でわかるパンフレットにしています。
 
鎌倉新聞
見やすいですね・・・!
 
中丸さん
「このお店、今の時間やってないんじゃん」という時には、裏側にマルシェがありますと案内しています。
 
またマルシェの案内図では各アーティストの方々が何時から何時まで出演してますというのがひと目で分かるんです。
 
ぶら飲みパンフ3
ぶら飲みパンフ4
 
これにより満福寺で開催する腰越マルシェだったり、古民家で行われるFOLK MARKETだったり、ONE KAMAKURA WORKSHOPなどをぶら呑みと同時に体験することができるイベントにしたいなとは思っています。
 
鎌倉新聞
いいですね、飲食だけでなく腰越の街全体で腰越を体感できるということですね。
 
中丸さん
はい、『腰越ぶらり呑み歩きの日』には腰越の魅力が詰まっています。
 
ぶら呑みを通じて、腰越の良さを感じてもらえるといいなと思いますね。
 
本当にどこも美味しいところばっかりなんで、お勧めとか言われてもなかなか言えないんですよ。
 
鎌倉新聞
全部いいですよ、と。
 
普段、ぷらっと来て腰越を知ろうとすると何回も来ないとわかんないですけど、ぶら呑みだと一度に楽しめますもんね。
 
中丸さん
はい。
 
今回チケットが3枚つづりになっているので、2500円3店舗回れるんです。
 
ぶら呑みでは17店舗も参加してくれてますから、6セット買えば全店舗回れるます(笑)
 
鎌倉新聞
コンプリートする人が現れるかどうか楽しみですね!
 
中丸さん_トップ画
 
第3回 腰越ぶらり呑み歩きの日
URL:https://koshigoe.buranomi.fun/
日時:2018年11月17日(土)、18日(日)
会場:鎌倉市腰越地域※お店の場所はパンフレット参照
アクセス:江ノ電腰越駅or湘南モノレール湘南江の島駅 徒歩5分

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